お風呂の科学
私たち日本人にとってお風呂に入ること(入浴)は単にお肌を洗浄するだけのものではありません。
いやなことを全て忘れ、一日のストレスを解消し、明日への活力を養うリゾート・クリニック・ゾーンなのです。
ちょっとの工夫でご自宅のお風呂は世界にたった一つのリゾート・クリニック・ゾーン(湯治場)に早がわり・・・・。
もう一度お風呂を見直してみませんか・・・・?
何千年も私たちの祖先が積んで残した入浴の知恵を現代に生かす。
それが「お風呂の科学」なのです。
お風呂の効用
「生命の洗濯」…お風呂は忘れてならない健康の相談室です。工夫して入ればお風呂はアット驚く効用の宝庫です。
新陳代謝を高め、体の内側から健康美を演出します。
その他にこんなにあるお風呂の効用。
◎皮膚の清潔・活発化・血液循環の促進。
◎各臓器の働き増進。新陳代謝の活性化。
◎筋肉・軟部組織の柔化。関節機能の向上。
◎心身の疲労回復と緊張緩和。
◎イライラ防止と神経ストレス解消。
◎体表・体内の老廃・病的産物の分解。
◎温熱効果・消炎作用による寝つき改善。
◎発汗促進・肥満防止・老廃物排出。
◎皮膚刺激・免疫の促進。疫病予防。
◎全身総合の質的バランス増進。
◎体液洗浄・浄化・微量元素の吸収。
お風呂の歴史(ヨーロッパ編)
入浴とは正確には「水に体を浸して、ミネラルイオンを毛孔からとり、水蒸気に 含まれる栄養素を摂取する。」ことだそうです。
そのお風呂文化は今から4,000年程前にさかのぼることができます。
宗教と結びついたお風呂文化は体と心を「清め、清まること」を目的であると 同時に慰安と医療の目的があったといわれています。
古代ギリシア、古代ローマ時代には健康増進と親睦の場として浴場文明は最盛期 をむかえます。
オスマントルコはこの文化を更に広め一時はヨーロッパ全土に広がりました。
しかし疫病のため「お風呂ブーム」は鳴りをひそめ、今日、欧米では垢を流し、 体臭を落とす清潔の目的で残っているだけなのです。
お風呂の歴史(日本編)
一方、我国におけるお風呂の始まりは「禊(みそぎ)」がルーツで、「心と体を清める」特に内的浄化を目的に始まったといわれています。
しかし、私たち日本人がお湯の中に身を浸し「ああ、いい湯だなぁ」と感激をする風習はそれほど古くなく、江戸時代中期ごろに日本中に広まったものだといわれています。
それ以前は今でいうサウナだったのです。信長さんも太閤秀吉さんも家康さんも皆サウナに入るだけで、素晴らしいお風呂文化の恩恵には全くあずかっていなかったようです。少しかわいそうですね…。
また、温泉は、医療の分野で有名な武田信玄の「かくし湯」は、兵と馬の傷を治療し、次の戦いにそなえるための大切な医者、薬として用いられていたと言われています(温泉に入ることはヨーロッパでは今でも湯治、すなわち医療行為です)。
私たちが何も疑問を持たないお湯に身をつける風習は世界的にみると極めてめずらしいもので、外国人にはなかなか理解されないようです。
こうした風習を持つ民族は韓国の一部、モンゴル、トルコの一部にあるだけで、特異文化でもあるのです。少しビックリですね。
先祖の知恵・・・・お風呂文化
日本人は昔から自然と親しむ生活を大切にする民族です。
私たちの先輩方はこんな知恵をつかってお風呂を科学してきました。
様々な薬草、季節の草花、天然の荒塩などをお風呂に入れ「湯質」をミネラル 一杯の健康増進水につくりかえてきました。
今の科学陣が結集しても、そうたやすく達成し得ないような価値あるノウハウ、 アイデアであった訳です。
伝統的に愛用されてきた先輩方のノウハウをちょっとのぞいてみましょう。
●クスノキ(葉枝) : リューマチ
●クズ(太づる) : 神経痛
●サクラ(葉) : あせも
●ゲンノショウコ(全草) : あせも、ただれ
●サンショウ(茎葉) : 保温、しもやけ
●ショウブ(葉茎根) : 保温
●スイカズラ(全草) : 打ち身、腰痛、関節炎
●ダイコン(葉) : 冷え性、保温
●ニンジン(葉) : 神経痛、リューマチ、肩こり(但しアレルギーの人は不可)
●ビワ(葉) : あせも、かぶれ
●ミカン(果皮) : 五十肩、腰痛、リューマチ、痛風
●ヤツデ(葉) : 神経痛
●ユズ(果皮) : 美肌、血行促進
●レモン(果皮) : 美肌
その他多数
(広島大学医学博士 松島龍太郎教授)
入浴すべからず帳
いくら私たちにとって「ありがたいお風呂」だといっても「すべからず」がいくつかあります。
「すべからず」を守って楽しい入浴をつづけるよう心がけてください。
(1) 食事直後はダメ。30~60分してから入浴すること。
(2) あんまり空腹の時も駄目。目まいや脳貧血を起こすことがあります。
(3) 過労のときは絶対ダメ。少し休息してから、ある程度の疲労回復をまってから入浴しましょう。
(4) 打ち身、捻挫などの直後もダメ。
(5) 外傷の時もダメ。
(6) 病気進行状況下での入浴は禁物。
(7) 急性感染症もダメ。急性肺炎、中耳炎、熱のある風邪、淋病、開放性結核、梅毒 など他人に感染するおそれがある疾患の者は皆ダメ。
(8) 次の症状、病気の場合も厳禁(入浴すると出血がひどくなり、病を悪化させるの で)。脳出血、脳血栓、脳梗塞など…、鼻血の直後、消化性(胃・十二指腸) 潰瘍の出血直後、その他重症状の者。
お風呂の効果
先輩たちのアドバイスを守り、豊かなお風呂を満喫しましょう。 上手に入れば鼻唄も・・・。
夜の入浴は一日の疲れをふっとばし明日への活力と英気を養います。
「ああ、今日も力一杯働かせてもらった。よーし、明日もやるぞ」そう思い「合掌」する気持ちで裸になり、そして入浴。
そうすれば、心の中からありがたい波動エネルギーが出てきます。
そうすれば、眼もお肌もミネラルイオンをいっぱいに受け入れます。 ・・・美容の秘訣です。
入浴30分は牛乳一本分のカロリー消費、発汗も盛んになるのであらかじめコップ一杯のミネラル水を飲んでおくのもコツです。
お風呂の中で腹式呼吸、首を前後左右に回したり、お湯を手でかきまわしお腹に強くあてるのもOK。
体の硬い人も柔らかくなっている筋肉を使って屈伸を浴槽内で行う工夫も楽しいものです。
その時、歌をくちずさむのを忘れずに。
つま先や指の折り曲げ、グー・チョ キ・パーを3~5分すると意外にグーです。
でもその時乳首から上を湯につけないようにして下さい。
心臓に負担をかけないためにも・・・・
水質の向上こそがお風呂効果の命なり
赤ちゃんの約83~84%は水分です。大人でも約65%は水です。
約65%以上は皮ふや骨、髪、つめなどを含めた平均値で内臓は80~84%が水です。
すなわち、私たちの大切な器官はまるっきり“水”に細胞が浮かんでいるようなものです。
80%以上まで水につかった私たちの生命いのち、生命の質をきめるものは水の質と考えたとき、お風呂の水の質もあなどれません。
お風呂の効用は水の質に左右されるということなのでしょう。
単に水道水に温度を持たせるだけでは、お風呂の魅力は1/10以下にも1/20以下に もなってしまいます。
ミネラルいっぱいのお風呂
現代人は栄養失調といわれています。
タンパク質、炭水化物、脂肪は過多、不足しているのはミネラルです。
私たちの体を形づくっている構成元素54種類のうち48種類がミネラル、そのうち43種類が極微量元素です。
全体の体重の0.04%しか占めていないのに(江上不二夫博士による)私たち地球生物はこのわずかな量がないと生きていけないようにプログラムされています。
また、私たちの体のミネラル含有量と海水の存在比率が非常によく似ているということもわかっています。
私たちの本当の祖先が約30億年前原始の海の中で生まれた微生物ではなかったか、といわれる根拠の一つがここにあるのです。
たとえばミネラルは私たちの体の中で“釘”や“ネジ”のように働き、また交差点にある信号の役割を果たしています。
ミネラル不足とは釘やネジを使わずに建てられた家を想像されればよくわかるの ではないでしょうか。
具体的なミネラルの働きは次の通りです。
(1) 体内約2,700~4,000種あるといわれるビタミン・ホルモン・酵素の製造と運動(活力源)
(2) 体内免疫の維持
(3) 細胞の洗浄
(4) 血液・体液のpH調整
(5) 細胞浸透圧の調整
(6) 体内の65%以上を占める水(体液・血液)の運動活性化
(7) 神経刺激信号の伝達(痛み・かゆみ等)
(8) 化学物質(農薬等)の排泄
(9) ATPの生産
(10) エネルギーの発生・貯蔵転換
(11) 体の構造材料
等々があげられます。他にもまだまだ仕事があると考えられますが、現代の科学 では十分に理解できていないのも事実です。 ここでそのミネラルの代表的な働きと、ミネラルが慢性的に不足するとどのよう な病気を引き起すかを表にしてみました。
ミネラル不足と病気の関係について
(生体微量元素の話より)
このように私たちの体の中でミネラルは一つのルールの下、相互に連携したり、反発したり、協同したりしながら生理全般に亘る重要な仕事をしています。
ドイツのリービッヒという学者は長年の研究の末、体内に依存するミネラルが一つ欠乏すると、他のミネラルが十分であっても成長、代謝は阻害されるという結論を出しました。
次の図はこのことをよく表しています。
すなわち左のタルはK(カリウム)の高さ以上の水は入らない。
全ての代謝・成長はKに規定されるということです。
「病気」は体組織の最小単位である細胞が異常代謝を起こすことに基本原因があります。
その異常代謝はミネラルのバランスが崩れたことによって生じます。
昔から「海のもの、山のもの、野のものを食卓に」また「赤いもの、黒いもの、白いもの、緑のもの、黄色いものをバランスよくとりなさい。」という先輩のアドバイスは、リービッヒの最小律による阻害を受けないための素晴らしい知恵だったのです。
各ミネラルの主な働きについて
よい水質の効用は毛穴から
私たちの体が必要とするミネラルはカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、鉄、カリウムといった一般的なものから、イットリウム、ストロンチウム、バナジウムといった特殊なもの、また、スズ、ニッケル、亜鉛、クローム、金、銀、銅、チタン、カドニウムのような「何でこんなものが必要なの。」というものまで多岐にわたります。
微量であっても私たちの生命活動の維持には金や銀も必要なのです。
ミネラルは体の中でつくることはできません。ミネラルを外部から体内に吸収させる方法については次の3つの方法があります。
しかしそのためには、ミネラルはイオン化していることが条件となります。
イオン化とは電気(+)か(-)に帯電し、電気的に水とつながっていることです。
(1)小腸より吸収:野菜、植物を通じて体内に吸収
(2)呼吸により吸収:気化(水蒸気)を吸い込むことにより吸収
(3)体表面から吸収:入浴することにより吸収
今、加工食品の氾濫や農薬、化学肥料の使いすぎによって野菜は私たちにミネラルイオンを十分に供給してくれなくなっています。今のダイコンやニンジンを放置しておくとドロドロに腐り溶けてしまいます。昔のダイコンやニンジンを覚えている人が見たら、「エッ」と言って首をかしげてしまいます。
ミネラル一杯のお湯(水)に体を浸すと、皮膚の表面(大人で約1.7平方米・約畳一枚ほどある)の約200万個以上の毛穴からミネラルイオン栄養を吸収します。
そんなバカなという方もいらっしゃるでしょうが、現に、今から20年も前にニューヨーク・ロックフェラー・セントラル病院、旧ソ連のモスクワ中央病院が別々に研究し報告した結果があります。
飲薬、注射より、医療薬を毛穴から吸収させる方がずっと効果的であったという証明です。
そして今日のこうした医療技術は欧米の中心技術であることを忘れてはなりません。自然をみつめて治療を行おうとする西欧医療活動、古くから優れた入浴文化をもち、かつ温泉大国日本が本来世界に示さなくてはならない技術が、逆に西欧に遅れをとった。
極めて残念だと叫んだ我国の科学者の気持ちもわかるような気がします。しかし、まだ遅くはありません・・・。
豊かな水質、それは温泉
温泉大国日本、その効果の有無をとやかく言う必要もないでしょう。
温泉は健康増進、疾病、湯治に大きな効能があることを私たちの祖先(先輩)たちから十分学んできています。
我が国の文献「風土記」や「万葉集」、「枕草子」にもその描写がある程ですから、温泉の歴史は決して新しいものではありません。
温泉は重曹泉、硫黄泉、鉄泉、炭酸泉、荒塩泉、泥湯、重炭酸土類泉、酸性泉、アルカリ泉・・・・と多種があり、効く症状は大旨決っているといわれます。
温泉は今から数百年前、もしかすると数千年前に降った雨が長い間地下を旅することによって、地下の多元素共存(※)の岩から多くのミネラルイオンを吸収し、温められた後地上にわき上ったものであり、豊富なミネラルイオンを有しています。一口で温泉効果といわれますが、そのベースは数百年、数千年の生成の歴史があるのです。大切にしたいものです。
温泉につかると多くのミネラルイオンが体表面、呼吸を通じて体内に吸収され、こうしたミネラルイオン群が出す波(電磁波)が体内の水を激しく回振させ優しく体を温めてくれます。温泉に入ると30~50分も湯冷めがしないのもこうした理由なのです。
この波は、約8~10ミクロンを山とする波であり、遠赤外線と呼ばれています。
今日の科学はこうした姿をデータとしてとりこむことが可能となっています。
※7,000万年前後の昔にできた鉱石で花崗岩質のところへ地球内部変動でのぼってきたマグマの蒸気が入りこんだこと(地表に出られず冷え固まった)によってできたもので、多種多量のミネラルを含み、表面電位が高く、吸着力の大きい鉱石。温泉大国日本では地下800~1,500m位のところに多量に存在する。
温泉の質とは豊富なミネラルイオンの存在と、それぞれのミネラルイオンが発する電磁波の総和、すなわち遠赤外線の力によるものと結論づけることができるのです。
温泉は私たちにとってレクリエーションの場となっているようですが、欧米ではれっきとした医療行為です。
我国でも湯治として医療、健康のために利用されてきた長い歴史があることを忘れないで下さい。
マクガバンレポート(1975)
1975年、アメリカでは原因、治療法が全くわからない病気が多発、特に子供に集中するという傾向が強く表れました。
また、家庭内暴力、狂乱、精神異常も大変多く、何故こうした現象が表れたのか、その原因究明作業が始まりました。
アメリカ副大統領候補にもなったジョージ・マクガバン上院議員を長に、アメリカ上院栄養特別委員会が設立され、2年間の月日をかけ、克明な資料の収集と分析が行われました。
この報告はマクガバンレポートと呼ばれ、これによってアメリカは、栄養及び土壌大革命に入ったとも言われています。その結論を大きく分けると次の通りです。
(1)ガン・心臓病・脳卒中・糖尿病・アトピー性皮膚炎といった退行性疾患(細胞が汚染されることによる)、狂乱・凶悪犯罪の真因はミネラルの慢性的不足にあること。
(2)慢性的なミネラル不足は、インスタント食品を中心とする加工食品の氾濫や化学肥料、農薬の使いすぎに原因が認められること。
(3)こうした原因によって引き起こされた、いわゆる現代病は医薬品・手術では治せないこと。
(4)現代病治療は、食事内容を改善することにおいてのみ治療可能であること。
現在国をあげて、アメリカは100年計画で土壌改良作業に入っています。
その間をつなぐものとしてフードサプリメント等の本格的な開発が続いているのです。このことは余り知られていない事実です。
現にアメリカでの「オーガニック野菜」の基準は日本のそれとは全く比較にならない程厳しいものです。
「日本の子供たちをアメリカの子供たちと同じようにしたくない。」
そう考え、日本独特の入浴風習、すなわちお風呂文化を利用して体表面から豊富なミネラルイオンを吸収させ、予想される事態に対処しようと考え開発を始めました。この機械はお肌がツルツルになるということから『ツルツル泉』と呼ばれ、次のような特長をもつものでした。
(1)このツルツル泉は家庭用風呂の薬石風呂への変身装置である(ある種の薬石や鉱石を単にお湯に入れるだけでも浴効を高めるが、このように機械的に強制循環すると湯水の質は一層向上され浴効を増進する)。
(2)薬石の効果としては、
① お湯を活性化する(波動・電磁エネルギーを充填する)。
② 汚濁物質・有機物・雑菌などを繰り返し薬石に接触させることで、くまなく吸着し、分解する。
③ ミネラルイオンの溶出で保健、美容に役立つ。
④ 人体に適した水質の調整が24時間休みなく働いている。
⑤ 常時一定の設定温度に加温・保温されているので、いつでも入浴できるうえ、省エネになる(大きい水の潜熱を活用するから)。
⑥ 水を一回一回捨てないで済むので、水資源の節約になる(数ヶ月から一年間も交換不要)。
⑦ お湯が絶えず循環して動いているので、お肌にとって環境としての湯の刺激は、バック・グラウンド・ミュージックのような理屈で、心理的安定に抜群の効用がある。
⑧ 風呂の表層と底部の湯温が一定なので、体への影響は完全に一律的と考えられる。
⑨ ミネラルイオンが水分子間に多量溶け込んで、ミネラル原子群と水分子群のそれぞれの間に大きいクローン力、親和力を生じせしめるので、水表面での水分子の蒸散が予想以上に少なく、湯気がたちにくい。そのため、浴室の傷みが大幅に減少、家屋保存の効果が大きい。
⑩ 電磁エネルギー(遠赤外線)が風呂のお湯にパックされたような様相となるので、体の芯からぬくもり湯ざめがない。肌がつるつるしてくる。
⑪ 不思議と湯垢が浴槽の壁に着きにくく、ぬるぬるしない(乳化力が大)。お掃除をしなくてすむ。するにしても、入浴中に浴槽の内側を手の掌でスゥーッと撫でる程度でよい。
⑫ 老人、病弱者、赤ちゃんには『さら湯』はいけない、といわれますが、この装置をつけた風呂なら、何時どんなときにどんな順番で入浴してもい。
⑬ 体内の老廃物、病的原因物質は、逆に湯水の中へ溶出する。体液のバランスの悪い人の場合、この傾向は特に著しい。そのために内に病的現象をもっている人が入浴すると、それらの病的原因物質が毛穴から吸い出され、お湯が白濁したり、黒ずんだりする。ある人々の場合は、悪臭が出て風呂がくさくなる場合すらある。この濁りや悪臭は特別の場合だが、経験的に確実にデータとして存在しているので一言。ほとんどは一昼夜すると消える。入浴して風呂が濁る場合は、本人の気づかぬ症状が隠れていると考えて、早めにお医者さまの診断を受けることを勧めておきます(薬を引用し続けて何年にもなる人の場合、風呂の濁りと悪臭が3~4ヶ月も続くことがある。しかし、それがなくなった時その人は本来の健康を取り戻している場合が多数の体験報告の中に散見される)。
しかし、こんなに素晴らしい理念と機能を持つ『循環ミネラル温水装置』は一般 的に24時間風呂という名のもと、訪販対象商品として(能力が本来の1/100以下の ものも多い)市場に出回り、そしてご承知の通りレジオネラ菌問題によって下火 になっていった訳です。
生まれてくる子供の1/3は何らかの奇形 (アトピー、ぜん息、ガン等々・・・・)と いわれている今日、ミネラルイオンの安定的供給システムとして本来最も必要な 商品の一つではないかと思うのです。
「日本全国のお風呂(内風呂)を温泉に」
過去に日本で発明された24時間風呂の本来の目的は「全国の内風呂を温泉化し、湯治場として使用していただくことにより、退行性疾患を予防し、改善すること」でした。
しかし、単に金儲けの手段として性能を落とされ(コストも同時に落とされ)、逆に高く売られることによって、本来の意義と使命は全くどこかへ飛んでいってしまいました。
発明された6人の先生方の5人はすでに他界されましたが、どんなに悔しい思いをされていることでしょうか。
24時間風呂のように価格の高いもの、また、お風呂を改修しなければ使用できないものではなく、もっと簡単に浴水を温泉化し、湯治できるものはないか?私たちはそう考え研究を続けて参りました。
そうして作り出したのが『多元素共存鉱石微粉末=HONU MINERAL』です。
毎日約5~10gをご家庭のお風呂に入れるだけで、お風呂は『リゾート・クリニック・ゾーン』に早変わり・・・・。
1日約数百円で家族全員が家庭内温泉を楽しみ、退行性疾患に負けない体をつくり上げることができると思います。
この『多元素共存鉱石微粉末』は麦飯石、班母岩、祖陽石を中心に、ブレンドしたものでミネラル成分が含まれています。
全く自然のもので人工的なものは一切含まれておりません。
40ミクロン(40100万m)の大きさの粉末は水との接触面積が広く、容易にミネラルのイオン化を可能としています。
また、豊富な遠赤外線(8〜12ミクロンを山とする)を輻射しており、そうした意味からも人工的ではありますが、瞬時に温泉に極めて近い水質のお風呂をつくり出すことが可能となっています。
この水に体をつけることによって、私たちの65%以上を占める(内蔵等は80%以上)体液(水)は、活性度を高めます。活性度の高い水は各細胞の新しい酸素、ミネラル、栄養分を迅速に届けるとともに細胞内の老廃物を外へ運び出す仕事をしています。
参考までに、細胞をとりまく水のスピードは次の図の通りです。私たちの健康はこうした水のスピードに支えられているといっても過言ではありません。今、若い人を中心にして体温が36℃以下の人たちや、冷え性の人たちの割合が増えているそうです。こうした現象は水の動きがにぶること(運動エネルギーの低減化)による低体温化現象と呼ぶことができそうです。ミネラルイオンの体内における不足化は、水のスピードの劣化だけでなく、細胞 の劣化を増進させています。pH値も酸性化し、ウィルスへの抵抗力も落ちてきます。 また、酵素が活性化されなければ生命体の存続にも影響が生じます。
多元素共存鉱石微粉末=福乃井ミネラルの特長をあげますと、次の通りとなります。
(1) 多くのミネラルを含んでいます。(表-1 参照)
(2) ミネラルをイオン化することが容易です。
イ. 40ミクロンとその大きさが小さいので同じ重畳の石に比べ表面積で6万倍大きく、ミネラルイオンの溶出が楽である。
ロ.α線が輻射されており、ミネラルのイオン化が楽である(16ベクレル程度)。
(3) 8ミクロンを山とする波が豊富に輻射されており、私たちの体の中2~3cmまで入りこむ。これによって私たちの体の波が動かされ、温熱効果が上がることとなる。私たちの体から9ミクロン程度を波長とする波が常時出ている。ウィーン変位則という計算式があり、この波は体液の総合波でありこの波に同調することによって、体液は大きく動かされ熱を発する。これが温熱効果である。
もう理屈は抜きにして早速自宅のお風呂をリゾート・クリニック・ゾーンとしてお風呂を楽しもうではありませんか?
図-1 多元素共存鉱石 電磁波(遠赤外線)状況
Fig.1: αパワーシートA(注)の放射率スペクトル
(参考試料 : 40℃黒体、横軸 : 2~25μm)
Fig.2: 理想黒体(40℃)およびαパワーシートAの 発光エネルギー分布(2~25μm)
注)αパワーシートとは多元素共存鉱石ブレンド粉を計測しやすいようにシリコンで固めたものの呼称です。
詳しくは・・・